家族 自己紹介 連載 金継ぎの器 養生(セルフ・ケア)

【連載】わたしの生きづらさ

2021年6月12日

 「抑うつ状態

 病室のテーブルに置かれた診断書。

不快

ついにうつの始まりに



 大学1年生の秋、わたしは病院のなかにいました。こころのなかで何かが炸裂してしまいました。

 きょうだい児として抑え切っていた感情、「一流大学に入ったら、18歳を超えたら、そこからは自分の人生が見つかるんだ」と信じて疑わなかった信念に裏切られました。

 きょうだい児として、親にSOSを出してこなかったが故?に、社会に放り出された瞬間に無防備になっていました。それだけでなく、若さゆえにも、その無防備さにも気づいていなかったです。


 田舎の中堅高校に通っていた私は、女子校という閉鎖空間で非常に守られていました。

 そこからやっと入学した一流大学には、一流の高校の学生が集まっていました。

 大学のレポートの書き方も知らない私。友達は懇切丁寧に教えてくれました。

 田舎の実家に電話をかけ、泣きながら、母に助けを求めました。

 「田舎に帰っておいで」と言ってもらえるような気がしました。実際は、「もう大人なんだから、自分でなんとかしなさい。電話してこないで。」と言われました。この言葉が最後、母と完全に決裂した瞬間でした。私は、母に心を完全に閉ざしました。

 もう自分でなんとかするしかない。

 それからも、大学の授業についていけませんでした。特に、プログラミングの授業に追いついていけませんでした。

 苦肉の策で、好きでもないプログラマーの彼氏を作りました。同棲していましたが、毎日暴力が繰り返され、体はあざだらけでした。お金も無心されました。身も心もスタボロでした。

 入院して、いくらか、混乱を避けられました。そのあとも、ひとり、精神科に通いました。

 「きょうだいの診察には必ず母がついていくのに、私はなんでひとりで通っているんだろう。」「きょうだい児の自分がどうして病気にならないといけないの?」「発見が遅れたから、もう何も手立てはできないの?」と漠然と疑問に思います。そして、気分安定剤を一生飲み続けなければなりません。

 「生きていたくない」という気持ちが、病気の発覚前以上に沸々と湧き上がりました。

 ーきょうだいの生涯の後ろに隠れていた自分ー自分がいないように見せていた自分ー

 こころのなかで自分を何度も殺していました。多くの人はリストカットをしますが、それを脳内で行うと言った具合です。こころのなかで、自分を何度も殴り、蹴り倒しました。

 いや、私はここにいるんだ、実在するんだ、私はここにいるの。痛みのなかで自分が生きていることを再認識していると言った具合でした。そのようなプロセスで、脳内の自分を殺すと、気持ちが一瞬楽になります。ただ、自己否定は延々と続くため、一時的な解決としかなりません。

 これが、きょうだい児の私がたどった一部です。

 きょうだい児で「死にたい」「消えてしまいたい」と思う方もいらっしゃると思います。

 でも、生きていていいんです。生きているだけ丸儲けです。

 いまは辛くても、明日はどうかわかりません。私も次の瞬間どのように考えているかわかりません。

 「とにもかくにも、生きていてほしい。」私は、そう思います。そして、私も生き続けると宣言します。


 「今日死にたい」と「今日消えてしまいたい」と思っているあなた。私もそう思う時があります。そういう時は、森山直太朗さんの歌や小田和正さんの歌を聞いてみてください。

https://youtu.be/4oTU_2Q-6xM
生きてることが辛いなら(森山直太朗)

 

https://youtu.be/CoMQllKXaN8
言葉にできない(小田和正)※カバーしか見つからなかったです。

 きょうだい児のピアサポートに参加してみませんか。LINEの公式アカウントからもご参加登録していただけます。

友だち追加

お気軽にメッセージください。

Adsense

おすすめの記事

みんなのピア・サポート 1

目次1 電話をかける(080-7361-5596)2 お得なLINE Official Account2.1 友だち追加2.2 友だち追加からの電話の掛け方3 対応時間帯・上限時間4 料金設定4.1 ...

鍛錬 2

こんにちは、小林です。 この記事は、後述します。 目次1 筋トレ1.1 筋トレの順番1.2 うつ状態の筋トレ1.3 躁状態の筋トレ1.4 躁状態では筋トレをお休みも検討した方がいい1.5 運動中はこま ...

グループホーム 3

こんにちは、小林です。昨年まで、麻布の賃貸マンションに住んでおりましたが、ついに、精神障碍者向けのグループホームに引っ越ししました。 精神障碍者向けのグループハウス Photo by taylor h ...

-家族, 自己紹介, 連載, 金継ぎの器, 養生(セルフ・ケア)
-,

© 2022 ブレイン・ハッキング