きょうだい児とは

きょうだい児のタイプ別の解説

2021年5月13日

 私たちは、人生でさまざまな問題が生じたとき、どう対応するかで大きく4つのタイプに分かれます。きょうだい児を家庭に抱えることは特殊な問題ですが、自分がどれに当てはまるか知ってみることもよいかもしれません。これは、アダルト・チルドレンにも共通するものです。

きょうだい
きょうだいにもタイプがありますよ

1)親代わりに責任を払う子ども

 同じ年齢の子に比べると、きょうだいにたいして親の役割を担い、責任を取り、援助する度合いが高い傾向があります。そして、親の承認を求め、親も子どもに責任の分担を求め、共依存関係、つまりお互いに依存する関係を築いていきます。

 起きている事象が正当であるときにも子どもは怒りを表面化せず、子どもの本性である自己中心というものを押さえつけられて、早熟です。

 このような過程をとおして、自分自身の子ども時代を失うということになります。

 このタイプは、ものすごく良い子に見えるのですが、裏ではものすごく辛い思いをしています。人に尽くしているということが自分の価値になる生き方をとっていきます。

2)優等生になる子ども

 親にとっては一見好ましいけれど、実は問題があります。

 不安や葛藤のはけ口を家族の人間関係ではなく、勉強とかスポーツなどの家庭外の活動に見いだして、発揮するわけです。

 自分がいかに良い子かということを他の人に見せつけるには、勉強ができるとか競技会で1位になるとかは最適の方法であり、そのような手段で自分は障害を持っているきょうだいとは対極にいることを見せ示します。

 障害を持っているきょうだいのできないことを自分が肩代わりしてあげなくてはいけない、といつも心のどこかで思っています。

 我が子がこうであってくれると、親は非常にありがたいですね。自慢の子どもになるわけです。

 しかしながら、それは、子どもとしては背伸びをしており、足元が危うい状態にあります。

3)家族を含めたコミュニティから撤退する子ども

 家族とは別の生活をしているように行動し、感じています。

 ごはんを食べて、学校に行かせてもらっているけれど、気持ちの上では家族と結びつかずに距離を置き、障碍を持っているきょうだいのことはできるだけ気にしないようにしています

 しかも、問題を起こさず、ストレスを高めるような家庭の活動から退却します。近づきません。皆がどこかへ行っても自分ひとり家に残ったり、別のことをして、親もそれを黙認します。

4)SOSを行動化する子ども

 自分の怒りなどの感情を行動に表していきます。

 きょうだいの世話が自分の重圧になっていることを親(家族)に気づかせる行動に起こします。

 悪いと思われることや異常と思われることをして、親の注意を自分に向け、敵意や憤りの感情を行動に起こしていますので、自分が受けている心の負担の素直な表現でもあります。

 そのため、あまり長くは続かない傾向がありますが、親が気付いてくれないとずっとやるか、問題が深刻化する場合があります。

あなたはどのタイプですか

 概ね、この4つのタイプに分かれると思いますが、ご自身はどのタイプですか。

 ひとつのタイプでいる子どももいますが、変わっていく子どももいます。

 例えば、親にとって、思春期までは親代わりを演じるものすごく扱いが楽だったけれど、思春期を過ぎて、自分自身の生き方を捉え直すという時期になると家族から退却するほうへと変わっていく場合もあります。

 まだ、どういう子ども(成人)がどのタイプに移り変わっていくかということの断定できません。

 また、重要なことは、前の2つのタイプはうまく社会に適応しており、あとの2つのタイプはうまく適応していないと思われがちですが、どのタイプもみなが脆く壊れうるということです。

 それを(頭だけでも)理解することが大切です。

 ただ、反応の仕方が違うだけなのです。

 したがって、成人になってどのように社会と関わりを持っていてても、その生きづらさの度合いが違えど、みなセルフ・ケアは不可欠です。

 優等生としてのプライドなんとか取り繕えていたものがある日崩壊するということは起きえます。

 そのまま放っておいてよい、というものではありません。


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