連載 金継ぎの器

【連載】あのマラソンの日

2021年6月30日

皆さんは、きょうだい児として、親を励まそうと頑張ったことはありますか。

勉強でも運動でも何かしらありませんでしたか。

人生の一度ぐらいはあるんじゃないですかね。

わたしは、幼心に、純粋にそう思って頑張ったことがあります。

marathon

ママのために走ったよ

Photo by Isaac Wendland on Unsplash

小学校2年のときに、きょうだいが自閉症だとわかりました。家族はとても落胆して、お母さんは茫然自失、おばあちゃんは「海で心中する」と言い出す始末。家に暗い雰囲気が流れました。

わたしは、子供なりになんとかしなくちゃと思いました。

そのときに、小学校のマラソン大会がありました。マラソンなんて大嫌いだったのですが、マラソンの順位を上げて、なんとかお母さんを励まそうと考えつきました。

わたしの小学校では10位以内に入るとメダルがもらえたからです。わたしはこのメダルをもらうことを目指していました。

小学校1年生の時の順位が23位。ビリから数えた方が上です。

毎日、必死に練習しました。どうやったら、足が速くなるかなんてわかりませんでした。それでも、校庭を何周も回って、息を切らしながら、努力しました。

マラソン大会の当日

12位になりました。メダルは取れませんでしたが、23位→12位、1年で大躍進です。

それよりも、最後の100メートルぐらいの時に、お母さんが並走してくれました。

「祥子、頑張れ、もう少しだよ、もう少し!」

やっとの思い出ゴールしました。

お母さんは、久しぶりに抱きしめてくれました。涙でしわくちゃの自分を撫でてくれました。「よく頑張ったね、よく頑張ったね」と。

参加賞のキャラメルと涙の味と

その後、参加賞で配られたキャラメルを頬張りました。

10位に入れなかったことが悔しくて、泣きました。

あの、硬いけど、舐めるうちに、柔らかくなっていくキャラメル。

甘さが、口いっぱいに広がりました。涙とキャラメルで、どこかしょっぱかったです。


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