こんにちは、小林祥子です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
入院生活31日目。
私が出会った多くの患者さんが、日に日に、病棟が変わったり、退院したりしています。
それは、当たり前のことで、何とも言えない気持ちになります。
薬の過剰摂取、いわゆるオーバードーズをしてきた人たち。違法薬物に手を染めてきた人たち。私のように投薬がうまく機能せず、調整に来ている人たち。様々な人たちが、いろいろな背景を持って、急性期病棟に入ってきます。
もちろん、医療機関ですから、臨床医学に基づいた脳機能の改善が、主な解決事項となります。しかし、私がここで過ごしていると、彼らの人生に起きた辛い出来事や背景といったものとどう向き合うのかも大切なような気がします。
衣食住と言うように、私たちには生活があります。精神の病と言うのは、薬だけで治せるものではありません。日々、どのようなものを食べ飲みしているかもとても大事なことです。また、清潔な身なりをしている、衛生的な環境に住んでいる、といった指標も無視することはできません。運動指標も然りです。
これまでの5回の入院生活を通して、自分の人生で何を成し遂げるべきか、自問自答してきました。
今は、もう一度、経営の勉強しなおす予定です。そのうえで、パーソナル・トレーナーの資格を取り、脳の機能が欠落してしまった人々のために、身体を整える・回復させる仕事がしたいと考えております。
さらに、自己管理のために、スマートウォッチを始めとしたITガジェットをどのように駆使できるのかを紹介できたらと思います。
今回の入院を通して、先天性の精神疾患を抱えた私にとって、入院は必要の選択肢だと感じるようになりました。それは決して刑務所のような強制的なものではなく、休養場所として安全な場所が提供されていると認識できるようになりました。それには、この日本において、20年間、精神医療体制の改善がなされなければ、そのような考えに達することはなかったでしょう。
精神科病棟は、私にとって、拷問的な場所ではなく、自分が信じる主イエス・キリストを伝道していく大切なフィールドでもあります。家族・牧師さえも入ることができない病棟。
そのドアを越えることを許された事を、エリ・エリ・サバクタニのように神様を懐疑的に思う日もありましたが、神様の私への信頼がなければできないことであると言うことを信じようと思います。
私は、精神疾患を抱えた人々のための伝道者、パーソナルトレーナー、ジョブコーチとしてこれからの人生を歩もうと思います。どうか応援していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。